本コラムでは、病院におけるDX(Digital Transformation)について紹介しています。
第3部となる今回は、DXによるサービス向上とコストカットの両立についてお話しします。
かつて空港は、受付窓口の待ち時間が長く、手間が多いため、多くの人にとってストレスを感じる場所でした。
窓口業務は特に突発的なトラブルが多く、一人あたりの応対時間もばらつきがあり人員の削減が難しいという一面を持っていました。
しかし、東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に、近年空港では急速にDXによる変革を遂げており、国内の多くの空港ではこの状況が一変しました。
その一端として、航空機搭乗までの自動化や従業員の人手を最小限まで抑え、乗客にとっての利便性向上と、企業としての人件費等のコストカットの両立が実現されています。
かつて空港が抱えていた前述の状況は、まさに今多くの病院で抱えている「待ち時間の短縮」「人員確保」「コストカット」の課題とリンクしています。
今回のコラムでは、空港で成功した「利便性向上」と「自動化、省力化」の両立を、病院において実現させるための手段の一つとして、『EPARKスマートガイドシステム』をご紹介します。
本コラムの第1部では、外来患者の診察順番をスマートフォンで案内する『EPARKスマートガイドシステム』をご紹介しましたが、本システムは、再来受付機の代わりとなる「チェックイン機能」を追加することができます。
チェックイン機能は、電子カルテと連携し患者自身のスマートフォンでチェックインすることができるため、再来受付機に並ぶ必要がありません。また、受診票の内容をスマートフォンで表示することができ、ペーパーレスでの運用を目指すことができます。
受付の混雑を解消する手段として、再来受付機の導入、追加と共に、検討する選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
また、本機能の利用者が増加することで将来的に再来受付機の台数削減や、受付応対スタッフの人員削減も期待できます。
本コラム第2部ではEPARKスマートガイドシステムの「あと払い」をご紹介しましたが、「待ち時間対策」、「混雑解消」のほかに、「コストカット」面でのメリットがあります。
あと払いの利用者が増えることで自動精算機の台数削減が見込め、それに伴い現状かかっている保守費用や更新時のハード費用などのコストカットに繋がります。
また、あと払いを利用する患者の会計業務を後回しにすることができるため、業務負担を分散させ、人員配置の最適化を目指せます。
さらに、「未収対策」としてあと払いを検討する病院も少なくありません。
事前に有効期限等が確認されたクレジットカードでのみあと払いの利用受付ができるため、あと払いを選択する患者が増えれば未収リスクが減少することが期待されています。 (※あと払いの利用受付の仕様は、あくまで現時点での仕様になります。今後変更する可能性がございますのでご検討される際は弊社までお問い合わせください。)
EPARKスマートガイドシステムは、「患者満足度の向上」と病院の「業務改善」、「コストカット」を3本柱の目的として開発しています。
「診察順番の案内」、「予約確認」、「前日予約リマインド」、「再来受付」、「あと払い」の機能を持ち、患者が受診する際の一連の行動をスマートフォンで案内することができます。
病院が患者サービスを導入する際に、最も重要になるのが「実際に患者に利用されるか」ということではないでしょうか。
EPARKスマートガイドシステムは、LINEのプラットフォームを採用しているため、年代問わず多くの方に利用されています。
また、患者に代わり家族が利用できるため、70代以上の患者の多い病院でも安定した利用率で使用されています。
また導入後の患者からの問い合わせ対策として、UI、UXにこだわり誰でも簡単に利用できるよう設計されています。
一度登録すれば次回以降は患者が来院時に自動でメッセージを受信できる仕様にするなど、リピート利用率を上げるための提案も可能です。
まずはお気軽にお問い合わせください。
最後までご高覧いただきありがとうございました。