りんごを育てる過程には、収穫前におよそ9割の実を間引く「摘果(てきか)」という作業があります。廃棄されてきた大量の摘果りんご=摘果果(テキカカ)を利用し、おいしいシードルに。摘果りんごの強い酸味と渋味を味方につけた食事によく合う爽快さは、大人の新しい楽しみといえるでしょう。
昔ながらの栽培方法でりんご作りを代々行ってきたもりやま園では、長年廃棄物となっていた摘果りんごを、農作物として収穫する栽培方法を研究してきた。農薬を極力使わず栽培した、未熟で小さく、渋く酸っぱいが、安全な摘果りんご。これを生かすことができないか̶̶テキカカシードル開発の出発点である。
酸っぱく苦味のある摘果りんごの味をうまくまとめられる酵母に出会うまで20種以上を試し続けたのちに、理想的な酵母を発見。実に5年の歳月を費やした。摘果りんごに多く含まれるりんごの栄養素は食事と共に摂るのがよいとの分析結果もあり、甘すぎず、摘果りんご独特の酸味と苦味を生かした爽快なシードルを仕上げることができた。
飽きの来ないバランスのよい味わい、爽やかなのど越しと優しいりんごの香りは食事に良く合い、苦いビールが苦手という人でもゴクゴク飲めると評判になっている。食事とともに楽しむお酒として新しい選択肢として男女ともに喜ばれるだろう。
青森県弘前市緑ヶ丘1-10-4
もりやま園テキカカシードル工場・本社
■TEL 0172-78-3395/FAX 0172-78-0865
■テキカカシードル工場内、もりやま園オンラインショップでも購入が可能。
関東の小売店でも取り扱いがあるので、詳しくはお問い合わせください。