1日中パソコンに向かったり、作業に没頭したりすると、顔の表情を動かす機会が少なくなります。無表情でいる時間が長くなりがちですね。そのとき、実は顔の血行も悪くなっていて、老化につながっているといわれています。そこで、ちょっとした心がけでグンと表情が豊かになり、イキイキとした印象を作り出せるコツをご紹介します。
顔の血行不良が起こった場合、表情が固くなるだけでなく、顔色がくすみ、クマができます。また、そのままでいると肌の細胞に必要な酸素や栄養が届きにくくなります。肌の新陳代謝が衰え、使われない表情筋も衰えていくので、顔のたるみにつながるのです。
そんな事態を避けるために、日中こまめに鏡を見る習慣をつけることがおすすめです。
デスクワーク中心の方なら、机に鏡を置くこともいいでしょう。鏡に映る自分を見るとき、たいてい自然と口角を少し上げ、無意識に表情を作ります。そのちょっとした動作が、表情筋への刺激になるのです。
さらに、1日に1度くらいは頬と口元を思いっきり動かしてみましょう。ぎゅうっと口元をすぼめる動作、逆に口角を思いっきり上げる動作を10回程度繰り返します。目も大きく見開いてみるといいでしょう。普段動かさない表情筋を意識して、動かしてみるのがおすすめです。お風呂に入っている時や、テレビを見ている時など、周りに人がいない隙間時間で表情筋を動かす習慣をつけておくといいですね。
口角が下がっていると、不機嫌そうな暗い表情になり、周りに与える印象もイマイチですが、口角が上がっていると、自然なほほ笑みのように見え、とても幸せそうな印象を与えることができます。そのことが人と接する場合、親しみやすい雰囲気を作り出せて、人間関係にもいい影響を与えるはずです。