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夢って何? 良い夢を見たい!は叶うのか

朝目覚める直前に見た夢があまりいい夢ではなかったとき、気分もモヤモヤとしてしまいますね。具体的で妙にリアルな夢もあれば、全く内容を覚えていない夢も…せっかくだから良い夢で目覚めたい!そんな夢を叶える方法はあるのでしょうか?

ところで夢って、何でしょう。現代の研究でも解明されていない部分がありますが、睡眠時の脳は「記憶の整理」をしていることがわかっています。その日に見たり聞いたりした情報を、今までの記憶も引っ張り出してきたり、新しい情報を関連づけたり、取捨選択しているようです。記憶を断片的に編集している状態なので、どこかで見た映像や想像したことも夢に現れることがあるので、奇想天外な夢を見ることがあるわけです。

一般的には、一晩の睡眠で3~5つの夢を見ます。「あまり夢を見ない」と言う人もいますが、それは夢を見ているけれど覚えていないというだけでしょう。睡眠には脳の活動があるレム睡眠と、脳が休息しているノンレム睡眠の2種があることは知られていますが、覚えている夢はレム睡眠で見ているものと考えられます。逆にノンレム睡眠で見た夢は覚えていません。特に、起きる直前のレム睡眠で見た夢は鮮明に記憶が残るわけですね。

また、悪夢は記憶が残りやすいそうです。悪い内容だとネガティブな意味があるのではと不安になってしまいますが、これも記憶した情報を整理するために表れた断片的な記憶。あまりネガティブに考えすぎる必要はありません。

それでは、良い夢を見て気持ちのいい目覚めをするために、できることはあるでしょうか。夢の内容にはその日に見たことや考えたことが影響します。特に眠る直前には、その日の失敗や嫌だった出来事、次の日の心配事などを考えてしまいがちですが、ネガティブな考えが夢に影響することは考えられますね。子供の頃、遠足の当日に「遠足に遅刻をした夢」を見た等の経験をしたことがある人もいるでしょう。

眠る直前にはできるだけポジティブなことを考えていれば、良い夢を見る可能性は高くなるといえます。悪い夢を見ることはストレスにもつながりますから、良い夢を見て気持ち良く目覚めたいものですね。