- ホーム >
- ちょっとひといき >
- 漫画deポン！気になる言葉 >
- BCP（事業継続計画）
漫画deポン！気になる言葉
BCP（事業継続計画）
「御社はどんなBCPが整備されていますか？」……何それと思ったあなたは要注意！
“Business Continuity Plan”企業における災害時の対策などに関わる計画を表す略語です。
知らなかった方も、これを読んで自社の対策を今一度調べてみてはいかがでしょうか。
過去の経験を今に活かすBCP
地震大国＝日本の企業ではBCP（事業継続計画）というと、災害対策という意味合いでの取り沙汰されることが多いように感じます。過去の災害をもとに、いつか来る“かもしれない”災害にどのような事前対策を講じるか、また事態が起こってしまった後、いち早く業務再開のためにどう対処をするか、あらかじめ決めておくことで“計画的”に“事業”を“継続”できます。
具体的には、例えば「システムのバックアップをとる」だけでなく、その先の復元についても手順を取り決めて共有しておく、機材や人材のアウトソーシングを検討することなどがあげられます。また、対策の実行はボトムアップではなく、トップダウンで統一するなどの意識共有も大切なBCPのひとつです。
もしもの時を考え予測をたてる
BCPは何も災害対策だけではありません。業務のデジタル化に伴うサイバー攻撃脅威にはどう対策するのか、テロなどに見舞われた際にはどうやって情報を守るのか…。大企業はそのための部署を立ち上げるなど手厚い対応が可能ですが、中堅企業となると同じようにはいきません。
上記のデータセンターの活用の例でいうと、社外にデータを預けることによる更なる不安事項として、システム障害が起きたらどうするか、バックアップ体制の機能・人員の整備はどこが担当するのか、事業と業務の課題とBCPは切っての切り離せない関係です。これを機に、自分の会社についても見直してみてはいかがでしょうか。