ちょっとひといき 漫画deポン!気になる言葉

漫画deポン!気になる言葉

ビッグデータ

「ビッグデータ」とは、言葉から受けるニュアンスは壮大ですが、実際になにを表すのかを問われたら言葉に詰まる方が多いのではないでしょうか。全貌が掴みきれない用語のひとつを、簡単にご説明しましょう。

“ビッグデータ”とはどこまでをさすのか

“ビッグデータ”という言葉自体は、非常に意味の広い、あいまいな言葉です。統計分析などで使われる情報なども含まれますし、物の売れ行き動向などの情報もビッグデータと言えます。

これまでは現場や一部の関係者が感覚で把握していた傾向であったり、デジタルで集めていた情報であっても処理に時間がかかりうまく活用できていなかったものなどが、インターネットやIT技術の進化で数値化してしっかりと把握できるようになりました。

大量のデータを分析して、それを調べる技術が進歩したおかげで、我々の身のまわりの日々の情報や流行などがより明確にとらえられるようになりました。

ビッグデータはどこで活用されているの?

気象、交通、統計、経済……世の中のあらゆる巨大なデータを表す言葉として使われます。
様々なところで取られているアンケートや統計もビッグデータといえますし、気象情報や視聴率分析、アクセス解析などもビッグデータです。

たとえば、買い物や電車の乗り降りで何気なく使っている電子マネーからも、実は「どんな日にどんな物が売れた」「どの駅からどの年代の人が乗った」などの情報が計測されていて、環境設備の改善、流通の動向決定などに役立っています。診療所でも患者の症状の統計をとって、この症状であればこの病気の可能性が高い、などの情報の把握にも活用されています。