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生体認証

デバイスの小型化により、スマホのような小さな端末にも重要な情報が蓄積されるようになりました。それらや電子チケットなどのセキュリティ管理に一役買うのが生体認証です。日常のどのような場面で活用されているのか見てみましょう。

生体認証

生体認証の特長

生体認証は「すべての人が持っている情報」かつ「他人と同じ特徴ではない」「時間によって特徴が変化しないこと」などが条件となっているため、人間の身体的特徴や行動的特徴が用いられる場合は多いです。

身体的特徴は例えば指紋、血管、声帯(音声)、ほくろの位置などがあげられます。行動的特徴とは主にクセ、つまり筆跡、歩幅、唇の動き、まばたきなどがあげられます。成長や加齢や健康状態などによって精度が変わる場合もありますが、基本的には自分だけが持つ唯一の認証方法として重要な情報のセキュリティに用いられることが多いです。

ただし、電子化には条件があります

生体認証の活用ががいち早く世界中に進んでいるのが銀行など金融機関のATM(自動現金預け払い機)です。日本では静脈(血管)認証が主流ですが、世界的にATMで多いのは指紋認証です。ICカードにも生体情報を組み込む場合もあります。

他には、例えば何万人、何十万人単位の人が動員されるコンサートや世界的な祭典の入場など、大人数のセキュリティのチェックが必要な際、事前に生体情報を登録しておけば、比較的スムーズかつ確実にチェックを実施することができます。

機密性の高い研究施設、個人情報に溢れている会社の端末、スマホなどの個人機器、さまざまな媒体で今後も生体認証は広まっていくことでしょう。

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