今ではすっかりなじみの言葉となりつつある「仮想化」について、あなたはどのくらい説明ができるでしょうか。サーバやシステムを“仮”に置いておくもの?データ化してしまうこと?
ここで、少し整理してみましょう。
「仮想化」というのは、物理的なマシンによる管理を、実体のない(仮想的な)ソフトウェア・サービスで置き換えて運用することを言います。サーバの仮想化だけではなく、ハードウェア仮想化、デスクトップなどOSの仮想化、リソースの仮想化など細かく名称を分けようとすれば様々呼び分けることができます。
一口に「仮想化」といっても、その活用は様々です。漫画で例に取り上げているのは、複数のOSとシステム・アプリケーションを一元的に取りまとめて運用するサーバ仮想化です。それぞれのサーバのリソースには稼働率に余裕があるのですが、複数のOSが競合しないように別々のサーバで運用しなければなりませんでした。
サーバ仮想化によって、複数のOSが一つのサーバでできる状態になるので、一元化管理・業務の最適化に一役買うことができます。