愛知県清須市にある清洲城は、戦国の世においてたびたび重要なドラマの舞台となってきました。織田信長が天下布武の拠点として居城しただけでなく、1582年に本能寺の変で織田信長が敗れると、清洲城では後継者を決めるいわゆる「清須会議」が行われました。その後も1600年の関ヶ原の戦いでは東軍の後方拠点となりました。
1609年に徳川家康の指示で清須から名古屋に都市を移転することとなり、清洲城の資材や城下町はそっくり名古屋へ。そのため、清洲城は名古屋城への移転が完了した1613年に廃城となりました。現在の天守は平成元年に建築された模擬天守ですが、歴史のドラマを見てきたこの地を訪れれば、波乱の世を生きた武士たちの息遣いが聞こえてきそうです。
※柴田勝家と清須会議についてはこちらも併せてご覧ください
元NHKアナウンサー 松平定知氏が語る「歴史を知り経営を知る」
「戦国武将 柴田 勝家」 ~北陸に散った、武骨・寡黙の‘もののふ’の生涯~
※「きよす」の表記は「清須」「清洲」とあり、歴史的にも混在してきました。この記事においては「清洲城」「清須会議」「清須市」と表記しております。
清洲城から五条川を挟んで広がっているのが、清洲公園と清洲古城跡公園。どちらも歴史好きなら訪れたいスポットが目白押しです。
まず清洲公園で出迎えてくれるのは、信長公出陣の像。27歳の信長が桶狭間の戦いに出陣する姿を再現しているといわれます。また清洲古城跡公園はかつて清洲城があった場所に広がっており、信長居城跡の石碑が残っています。
清洲古城公園に隣接した「清洲ふるさとのやかた」には甲冑の展示や甲冑工房まであり、歴史散歩の休憩にぴったり。周辺には寺院も多いので、ゆっくりと巡ってみてはいかがでしょう。
清須市(当時の西春日井郡西枇杷島町)創業のカレーチェーン店「Coco壱番屋」とのコラボ商品で、隠し味には清須市の地場産品である赤みそベースの万能ソース「つけてみそかけてみそ」、地元で愛される日本酒「清洲城信長鬼ころし」を隠し味に使用した清須市オリジナルポークカレー。信長公が描かれたパッケージも目を引き、お土産にもぴったりです。
また、清須市の伝統野菜である「土田かぼちゃ」を使用したアイスクリームも好評。もっちりとした食感とコクのある甘みは、ぜひ散策中のおやつとしても味わってみたい。
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(写真提供=清須市観光協会)