高知市街の中心部近くに位置し、15もの建造物が現存している高知城は、「南海道随一の名城」ともいわれます。土佐藩の初代藩主となった山内一豊が1601年に築城を開始して以降、400年余りの歴史を刻んでおり、江戸時代から現代まで天守が現存している「現存天守12城」の1つであるばかりか、城の核をなす本丸が完全に現存している唯一の城としても知られています。白漆喰壁と屋根瓦の色合いから、別名「鷹城(たかじょう)」とも呼ばれ、その優美な姿は歴史愛好家たちを惹きつけてやみません。
高知城のまわりを囲むように広大な高知公園が広がっており、さらに近隣には高知城歴史博物館やグルメスポットも。高知の歴史に思う存分浸って、じっくりと歴史散歩を楽しめるエリアとなっています。
※高知城主・山内一豊についてはこちらも併せてご覧ください
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「第3の男」の生き方~ 山内一豊
高知公園に隣接するエリアには2017年にオープンした「高知城歴史博物館」、通称「城博(ジョーハク)」があります。国宝や重要文化財を含む約6万7千点に及ぶ土佐藩主山内家伝来の貴重な資料だけでなく、絢爛豪華な美術工芸品のほか、体験型展示や企画展が目白押し。大人だけでなく子供も楽しみながら歴史に触れることができます。
博物館最上階の展望ロビーからは美しい高知城の姿を一望でき、春には梅や桜、夜にはライトアップされた様子も楽しめます。高知公園と併せ、ゆっくりと歩きながら1日を過ごすと良いかもしれません。
高知城歴史博物館から徒歩数分の「ひろめ市場」は、まるで巨大な屋台村。土佐の名産グルメやお土産のショッピングだけでなく、地元で人気の様々なグルメにも触れることができます。
やはり高知と言えば定番はカツオのたたきですが、本場の新鮮なカツオの藁焼きを塩で食すのがおすすめ。また、全国的には珍しいウツボ料理も高知では人気です。なかなか他では味わえない海の幸なので、ぜひ味わってみたいですね。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、施設の利用時間やイベントの開催には変更が生じている場合があります。施設利用時にはマスク着用などの注意事項もありますので、ご来場の前に各施設にお問い合わせくださいますようお願いいたします。
〒780-0850 高知市丸ノ内一丁目2番1号
TEL 088-824-5701 FAX 088-824-9931
電車利用の場合:JR高知駅からバス約10分 「高知城前」下車
車利用の場合:高知自動車道「高知IC」から車で約15分
開館時間 9:00~17:00 ※最終入館16:30まで
休館日 12月26日 ~ 1月1日
入館料 一般 420円、18歳未満無料(高知公園は入園無料)
〒780-0842 高知県高知市追手筋2-7-5
TEL 088-871-1600 FAX 088-871-1619
開館時間 9:00〜18:00(日曜日は8:00~18:00)※展示室への入室は閉館の30分前まで
休館日 12月26日~31日
入館料 一般500円(企画展がない期間)/700円(企画展をしている期間)、高校生以下無料
※高知城とのセット利用で割引あり
〒780-0841 高知県高知市帯屋町2丁目3-1
TEL 088-822-5287